【書籍】『子どもの「いや」に困ったとき読む本』を読んだ

子育て

こんにちは、kenmaです。

娘も言葉を発するようになり、少しずつ意思表示をするようになってきました。

そうなってくると子育てと家事の両立がさらに大変なものになってきたりもします。

そんな時に私の妻が見つけてくれたのが、

この本でした。いわゆる子供の「イヤイヤ期」において子供とどう接していくかわからない私達にとって、とても参考になる内容でした。

この本はこんな人にオススメ

  • 「いや」となぜ子供が言うのか理解できない。
  • 「イヤイヤ期」の対処方法がわからない。
  • 子供の「いや」には、いつも叱るだけで対処してしまっていて他に方法がわからない。 など

この本を読んで自分が印象的だった内容について書きたいと思います。

印象に残ったこと

子供の「いや」という感情を受け止める大切さ

子供が「いや」と言う感情を表して泣いてしまっているとき、その感情をしっかりまずは受け止めてあげることが大事だそうだ。子供が転んで泣いてしまった時、ついつい「大丈夫、大丈夫!」と声をかけてしまうことがあります。すると泣くのをやめて何事もなかったように自分で起き上がり歩き始める。

よく頑張った!と、なんだか嬉しくなってしまいそうな場面ですが、これがあまり良くないのだそうです。

転んで泣きたい気持ちであるとき、その感情に寄り添うように、「痛かったね、びっくりしたね。」と言うふうに声をかけてあげることで、子供は安心して不快を無くすことができるそうです。

逆に「大丈夫!」と声をかけてしまうと、本当は泣きたかったのに泣かないことが正しくなってしまうため、その感情の行き場がなくなってしまい溜め込んで、他にぶつけてしまったりなど不安定な状態を生み出してしまうそうです。

泣いたり叫んだりするような子供の「不快」の表現は、しっかり親が寄り添って受け止めてあげることが大事なのですね。

「しつけ」のプロセス

①守るべき「枠組み」を示す

②枠組みにぶつかって不快感情を表出する

③不快感情を承認するが、枠組みを変えない

④きちんと葛藤する

⑤自己の欲求の制御

『子どもの「いや」に困ったとき読む本』より

①ここでいう「枠組み」とは、「子供の命や健康に関わるルール」を指す。これを守らないと命に関わることであれば、そこは譲らない気持ちを持ってしつけをする。

②「枠組み」を示した結果、それに対して子供は泣いたりして感情を表出させる。

③その感情をしっかりと受け止めてあげる。「〇〇したかったよね。気持ちわかるよ。」といった形で寄り添うことで、その不快感情を理解していることをしっかりと子供に伝えてあげる。でも、その「枠組み」は譲らない。

④子供は泣いて不快感情を表出しながら、「いや」という気持ちと「やってはいけない」という気持ちを徐々に整理していく。

⑤結果、自分の欲求を徐々に制御できるようになっていく。

ただ頭ごなしに怒るのではなく、しっかり感情に寄り添いながら、正しいことを示していくこと、それが子供の安心安全を守る上で大事なのだということをこの本で改めて学びました。

最後に

私にとって初めての子供のため、「イヤイヤ期」とどう接していいか正直わからなかったのですが、この本を読むことでその対応の仕方が勉強できて少し気持ちが楽になりました。

ただいざ実践となると、忙しかったりしてなかなか子供の感情に寄り添うのを忘れたりしてしまうことがあるかもしれません。いつも完璧にはできないかもしれませんが、沢山子供と一緒に過ごせる土日は、できるだけこれを実践できるように努めていきたいと思います。

「イヤイヤ期」における対処法に悩まれている方、ぜひ読んでみてください。

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