【書籍】『哲学』を読んで

読書

こんにちは、kenmaです!

最近、『哲学』という本を読みました。

難しそうな本のタイトルですが、この本島田紳助さんと松本人志さんが書いた本でして、読みやすい本でした。

2人がそれぞれの考え方で、人生、子育てや教育、お金について語っているのですが、自分では思いつかないような視点の考え方が刺激的でした!

人生の目標について

「自分の山のてっぺんをめざす。」

紳助さんも松本さんも、お互い芸人として勝つことはできないと言っている。

それは、そもそもお互いが違う山のてっぺんを目指しているから。

人生において大事なのは他人との勝負ではない。大事なのは、自分自身との勝負なのだ。

結局のところ、自分自身と向き合っていって突き詰めていった先に、成長がある。

他人と勝負しても意味がない。そもそも人それぞれ登る山が違うのだから。

教育について

「運動会のかけっこで負けても頑張ったといわれるのに、勉強できない人はよく頑張ったとは言われない。そんなのはおかしい。」

こんな紳助さんの言葉があった。

確かに不平等だ。でも勉強をできなくてもがんばった!とは言われないことが、なんだか日本では当たり前になっている。

子育てをしていく上で、その子の得意なところを伸ばすためにサポートしてあげることが大事だ。

そのためには、勉強なのか、それとも運動なのか、はたまたそれ以外の何かなのか、見極めていかないといけない。

その子の悪いところを指摘するよりも、良いところを見つけ、認めていかなくてはいけない。

紳助さんとその娘さんのCDの話も印象的だった。紳助さんは娘さんにCDを買って欲しいとねだられた時こう返した。

「俺はどっかの綺麗なお姉ちゃんにはかっこいいと思われたいからCDを買ってやるかもしれない。でもお前には買ってやれない。それは、自分で苦労して手に入れる喜びを奪ってしまうからだ。」

自分の娘にどっかのお姉さんの話をしてしまうところが面白い。(笑)

屁理屈っぽいけど、なんだか説得力のある言葉だった。

最後に

天才と呼ばれるお笑い芸人さんだけあって、ものの見方が人とは違う感じがしていて新鮮で面白かったです。

色々な方の考え方に手っ取り早く触れられる読書は、やはり素晴らしいですよね。

全編を通して、お二方のお笑いに対する真剣な思いが伝わってくる内容でした。

しかし、お笑いとは全く関係ない、ごく普通の人生を歩んでる私にも、参考になる内容が多かったです。ぜひ読んでみてください!

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